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B130 南極の石 Antarctic Stone
■7億年前の石
南極大陸の面積は約1392万km2で、日本の約37倍もあります。大陸全体が殆ど雪と氷におおわれており、氷の厚さは平均2450m もあって、地球上では最高です。
この石は、南極が夏の間(12月〜2月)、雪や氷が溶ける海岸部の露岩地帯にあった物を、ヘリコプターで南極観測船「ふじ」に積み込み、「ふじ」の最後の航海で日本まで運ばれて来たものです。
この石は“白粒岩”と呼ばれ、7億年前(先カンブリア紀)にできた物です。地球上の陸地は、大きく6億年前を境に、それ以前の歴史をもつ楯状地と、それ以後にできた造山帯に分けることができます。
白粒岩は、この楯状地にしか見られないことで有名な岩石で、造山帯である日本では見つけることができません。
この石には輝石(褐色・緑色)とガーネット(赤紫色)が入っています。これは、「この岩石が、長い間非常に高い温度と強い圧力を受けてできた物である」ということを示しています。
また、大小の穴がえぐられて奇妙な形をしているのは、「長い間、南極の激しい風雪にさらされてできた物だ」と考えられています。
■データ
採取した場所 : 南極オングル島(東経39°35´南緯69°05´) 採取した日 : 1983年1月15日 岩石の種類 : 白粒岩 大きさ : 40cm × 70cm 重さ : 約300kg
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